二本線 子を授かるは 妻なるを いと膨らむは 我が腹ぞなる
皿洗ひ せざりし台は 山となり 嫁を窺ひ 束子ぞ握る
摘まみ食ふ 駄菓子の小麦 粉々に 所有所 塵と散りけり
厚肥ゆる 緑輝く 鹿射る香 種無き心 甘くぞ受けむ
茜さす 京紫の 平絹に 包まるる黄金 喉を越しつつ