今夜てふ 我が町照らす にひ酒屋 名こそ哀れに 昨夜も越えね
逢ひあらば のち離るるを 知りつつも 目に見えぬ間に いさ往ににけり
二本線 子を授かるは 妻なるを いと膨らむは 我が腹ぞなる
皿洗ひ せざりし台は い積もりて 嫁を窺ひ 束子ぞ握る
摘まみ食ふ 駄菓子の小麦 粉々に 所有所 塵と散りけり