折おり畳たたみ
傘かさぞ小ちいさく
風かぜを荒あらみ
ズボンの裾すそは
雨あめにぬれつつ


現代語訳

折りたたみ傘は小さすぎて、
風が強いから、ズボンの裾は雨に濡れ続けている。


ことばがき

折り畳み傘って、雨風が強いとあってもあんまり意味がないですね。


勉強・雑談

  • 風を荒み:「~を~み」は「~が~ので」と訳すと言ひます。百人一首の77番では「瀬を早み」があって、「川の瀬の流れが速いので」の意味だそうです。ただし、「~を~み」が「~が~ので」ではないという説もあるらしいです。
  • ぬれつつ:ここの「つつ」は⑦「動作の継続を詠嘆的に表す」ですね。そして、このように歌を「つつ」で終わらせたら「つつ止め」というらしいです。
  • 全般的にこの歌は百人一首の1番の本歌取り(パクりではない)をしたものです。天智天皇の1番は以下。

秋の田の
仮庵かりほの庵いほの
苫とまをあらみ
わが衣ころも手では
露にぬれつつ